クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
だけど私の目は、振っているのとは反対の彼の右手……いや、その右手が握っている物に釘付けになっていた。彼が握っているのは、手押し車の持ち手――!
「その手押し車はどうしたんですか!?」
駆け寄って、真新しい手押し車を凝視する。
「薪運びが少しでも楽になればと思って、作ってみた。小回りが利くように小型にしたから、薪五束を積むのがせいぜいだ。だが、ないよりはマシだろう」
私の問いかけに、ライアンはなんでもないことのように答えた。
大きな車輪が付いた木製二輪の手押し車は、一見すれば簡素だ。しかし、近くで見ると木材の表面は滑らかに処理されているし、車輪の車軸は金属で補強がなされている。
目の前の手押し車が、機能性と実用性に優れた強固な作りであると、すぐに知れた。
「……うそ。これを、たったの半日で……!? ライアン、もしかしてあなたは魔法の手でも持っているの!?」
驚きに目を瞠る私に、ライアンは破顔した。
「その手押し車はどうしたんですか!?」
駆け寄って、真新しい手押し車を凝視する。
「薪運びが少しでも楽になればと思って、作ってみた。小回りが利くように小型にしたから、薪五束を積むのがせいぜいだ。だが、ないよりはマシだろう」
私の問いかけに、ライアンはなんでもないことのように答えた。
大きな車輪が付いた木製二輪の手押し車は、一見すれば簡素だ。しかし、近くで見ると木材の表面は滑らかに処理されているし、車輪の車軸は金属で補強がなされている。
目の前の手押し車が、機能性と実用性に優れた強固な作りであると、すぐに知れた。
「……うそ。これを、たったの半日で……!? ライアン、もしかしてあなたは魔法の手でも持っているの!?」
驚きに目を瞠る私に、ライアンは破顔した。