クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
「ふふっ。私は男性に、不要な夢は抱かない主義よ。さぁ、そろそろ居室に移りましょうか」
「あぁ、もうじき消灯時間だな。……おいドリー、もうじき消灯だぞ!」
「私たちはギリギリまでここで対策を練ってから戻るわ! 先に行っていてちょうだい!」
いかにして騎士たちと接触するかを議論するのに大盛り上がりのドリーたちを残し、私とカーラは一足先に居室へと引き上げた。
***
修道院での滞在も今日で五日目。
この間、俺は修繕作業の傍らで、常にマリアの動向に目を光らせて過ごしていた。
……クソッ。今日の彼女は居住棟の清掃当番か。
これでは彼女と会話の機会が持てんな。
「騎士団長、なにサボっているんですか。暇なら木板のやすり掛けでもしてくださいよ」
――ドサドサドサッ!
ガックリと肩を落とす俺に、近習のレックスが容赦なく断面の処理がなされていない木板を積み上げる。
「なっ!? これを全部俺がやするのか!?」
「ええ。お願いします。加工処理済みの木材は、昨日あなたが予定外の手押し車の作成に使ってしまったので」
「あぁ、もうじき消灯時間だな。……おいドリー、もうじき消灯だぞ!」
「私たちはギリギリまでここで対策を練ってから戻るわ! 先に行っていてちょうだい!」
いかにして騎士たちと接触するかを議論するのに大盛り上がりのドリーたちを残し、私とカーラは一足先に居室へと引き上げた。
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修道院での滞在も今日で五日目。
この間、俺は修繕作業の傍らで、常にマリアの動向に目を光らせて過ごしていた。
……クソッ。今日の彼女は居住棟の清掃当番か。
これでは彼女と会話の機会が持てんな。
「騎士団長、なにサボっているんですか。暇なら木板のやすり掛けでもしてくださいよ」
――ドサドサドサッ!
ガックリと肩を落とす俺に、近習のレックスが容赦なく断面の処理がなされていない木板を積み上げる。
「なっ!? これを全部俺がやするのか!?」
「ええ。お願いします。加工処理済みの木材は、昨日あなたが予定外の手押し車の作成に使ってしまったので」