クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
彼女は、俺の胸の中にすっぽりと収まってしまう小ささで、折れてしまいそうに華奢なのに、触れ合った肌越しにふわりと柔らかな感触を伝えた。
抱き寄せる時に支えた彼女のウエストは、俺の両手が容易に回ってしまう細さだった。掴んだ二の腕は、手が回り切ってなお指が余った。
五感で感じる彼女の全てに、体と心が高まる。鼓動が速く激しく打ち付けて、苦しいくらいだった。
しかし不思議と、この苦しさを不快とは思わなかった。むしろ、心地よいとすら感じていた。
……嵐の状況もあるが、どちらにせよ明るくならねば身動きが取れん。今夜はここで、夜明かしだな。
長い夜になりそうだ……。胸に彼女の重みと温もりを感じながら、俺は甘やかな責め苦と共に、まんじりともせず夜明けを待った。
「き、きっ、きゃぁあああああ――っ!」
夜明けを目前に、浅い眠りの世界に向かいかけた俺を、宙を裂くような彼女の悲鳴が一瞬で現に引き戻す。
「どうした!?」
「……ない」
抱き寄せる時に支えた彼女のウエストは、俺の両手が容易に回ってしまう細さだった。掴んだ二の腕は、手が回り切ってなお指が余った。
五感で感じる彼女の全てに、体と心が高まる。鼓動が速く激しく打ち付けて、苦しいくらいだった。
しかし不思議と、この苦しさを不快とは思わなかった。むしろ、心地よいとすら感じていた。
……嵐の状況もあるが、どちらにせよ明るくならねば身動きが取れん。今夜はここで、夜明かしだな。
長い夜になりそうだ……。胸に彼女の重みと温もりを感じながら、俺は甘やかな責め苦と共に、まんじりともせず夜明けを待った。
「き、きっ、きゃぁあああああ――っ!」
夜明けを目前に、浅い眠りの世界に向かいかけた俺を、宙を裂くような彼女の悲鳴が一瞬で現に引き戻す。
「どうした!?」
「……ない」