クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
「……なぁマリア。情けないが、俺は君がなにを思って泣いているのか、皆目見当がつかんのだ。だが、君の不安も悩みも全て、俺が取り払ってやる。俺が君の、力になる。なに、俺は稼ぎだけはあるからな。たとえば金銭的な援助や支援、なんなら本土の俺のところに来てくれてもいい。そうだ、いっそのことこのまま俺の嫁になればいいさ!」
私が、ライアンのお嫁さんに……? 告げられた瞬間、暗雲が支配していた心に柔らかな光が差し込む。
潰えた未来を嘆く私に、ライアンから示された新たな道……。その道はきっと、失くしたはずの未来とは別の、新しい未来へと続いていく。
「ぜひ、お願いしたいです」
ゴクリとひとつ空唾を呑み、緊張でカラカラに張り付いた喉から絞り出すように告げた。
もしかしたらこの時、私は極限を越える状態で正常な心を欠いていたのかもしれない。だけどライアンの手を取って、共に歩む未来に踏み出してみたいと思った。
「私をライアンのお嫁さんにしてください」
私が、ライアンのお嫁さんに……? 告げられた瞬間、暗雲が支配していた心に柔らかな光が差し込む。
潰えた未来を嘆く私に、ライアンから示された新たな道……。その道はきっと、失くしたはずの未来とは別の、新しい未来へと続いていく。
「ぜひ、お願いしたいです」
ゴクリとひとつ空唾を呑み、緊張でカラカラに張り付いた喉から絞り出すように告げた。
もしかしたらこの時、私は極限を越える状態で正常な心を欠いていたのかもしれない。だけどライアンの手を取って、共に歩む未来に踏み出してみたいと思った。
「私をライアンのお嫁さんにしてください」