クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
頭で考えるよりも先に、心と体がライアンを望んでいた。今この瞬間は、周囲の期待を裏切ることへの罪悪や葛藤も、全て遠い。もう、彼との未来を選ぶことに、寸分の躊躇もなかった。
「私もライアンと思いは同じです。これから私は、もっともっとあなたのことを好きに――っ」
「マリア……!」
「っ!」
肌と肌、そして唇と唇が、隙間なく重なり合う。
……あぁ、なんて甘い。
出会ってから、まだ一週間。だけど胸には、既にこんなにいっぱいの愛がある。ならばこれから先、同じ時間を過ごす中で、私はどれだけ彼のことを好きになっていくのだろう。
犯した禁忌はひどく背徳的で、そして脳髄からぐずぐずに蕩けていくかのように、どこまでも甘美だ――。
八年間たゆまず捧げた主への信仰の誓いも、ライアンが与えてくれる圧倒的な歓喜によって押し流される。五感の全てでライアンを感じながら、喜び以外の感情は浮かばなかった。
ただ、今の自分が既に敬虔な聖職者とはずいぶんと遠いところに来てしまったのだと、その事実を少しの寂寥感とともに自覚した――。
「私もライアンと思いは同じです。これから私は、もっともっとあなたのことを好きに――っ」
「マリア……!」
「っ!」
肌と肌、そして唇と唇が、隙間なく重なり合う。
……あぁ、なんて甘い。
出会ってから、まだ一週間。だけど胸には、既にこんなにいっぱいの愛がある。ならばこれから先、同じ時間を過ごす中で、私はどれだけ彼のことを好きになっていくのだろう。
犯した禁忌はひどく背徳的で、そして脳髄からぐずぐずに蕩けていくかのように、どこまでも甘美だ――。
八年間たゆまず捧げた主への信仰の誓いも、ライアンが与えてくれる圧倒的な歓喜によって押し流される。五感の全てでライアンを感じながら、喜び以外の感情は浮かばなかった。
ただ、今の自分が既に敬虔な聖職者とはずいぶんと遠いところに来てしまったのだと、その事実を少しの寂寥感とともに自覚した――。