鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
鬼畜は私の言葉を聞いた途端、一瞬驚いたように何度か瞳を瞬いたあと、なにやら悩まし気に瞳を伏せたかと思えば、「はぁ」とこれまた悩まし気な溜息を洩らしてから。
「僕が必死で理性を抑え込もうとしているのに。そうやっていつも無自覚に僕を煽ってくる侑李さんがいけないんですよ? 僕にもっともっと侑李さんの初めてを欲しいと思わせたんですから。責任取ってください」
「えっ……ちょっ、な、何意味不明なこと言ってんのよーーんんっ!?」
凝りもせずに思わせぶりなセリフを並べ立ててきた鬼畜によって、折角装着したシートベルトは無残にも外されてしまい。
そのうえ、背中に回された鬼畜の逞しい腕によって抱きすくめられてしまった私の唇は、鬼畜の冷たい唇によって荒々しく強引に奪われてしまった。
鬼畜がキスの角度を変えて深めるたびに、どんどん濃厚になって、溺れてしまいそうだ。
息苦しくて、身体と同様に逃げ腰になってしまう私の舌は、鬼畜の熱い舌によって強引に絡めとられ、身も心も何もかもが蕩けていく。