鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
そんな私が鬼畜に促されるままに着せ替え人形の如く試着している隙に、試着した服の中でも鬼畜から、
「とても良くお似合いです」
と、言われた服のほとんどすべてが色違いで大人買いされてしまうという、セレブっぷりを遺憾なく発揮されてしまった。
その店を出てからも、新しくオープンした家具量販店にも立ち寄ったりしながら、色んなものを買いそろえて、こじゃれたレストランで昼食も済ませたことだしもう帰るのかと思いきや……
「折角なのでドライブしていきましょう」
そういってきた鬼畜の提案により、現在私たちを乗せた鬼畜の車は、爽やかなスカイブルーの水平線を背景に海風の吹き抜ける中を颯爽と走り抜けている。
初めこそ重苦しい沈黙が支配していた車内も、さすがはプレイボーイの鬼畜の話題は尽きることはなく、自分だけが意識していると思われるのも癪だと開き直った私は、純粋にドライブを楽しむことに徹していたのだった。