鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

「そんな可愛いことを言われたら、今すぐ侑李さんのことを襲いたくなるでしょう?」
「それでもいい。なんならいっぱい縛ってほしいくらいだもんっ」
「また、そんな可愛いこと言って、本気にしちゃいますよ?」
「だって、本気だもんっ」
「ーー!?」

 ……それは、いくらノリだったとはいえ、結城君の言動に惑わされてしまった自分が許せないっていう隼への罪悪感と、結城君の手の感触がまだ残っているのを隼に全部消し去ってほしい、という気持ちと。

 仕事上とはいえ、結城君が隼と関わることになると知り、僅かながらに不安があったからなんだろうと思う。

 だからか、結城君にそういう感情がないとは分かったものの、胸がざわざわとざわついてしょうがなかった。

 私の言葉に驚いて一瞬目を見開いていたものの、すぐに聞き入れてくれて、私の身体をお姫様抱っこしてくれた隼。

 車のシートを倒して、そこに私のことをそうっと横たえると、車を人気の少ないところへ移動させ。

「狭いので、どこかぶつけたり、痛かったらすぐに言ってくださいね?」

 隼に甘やかな声音で囁かれ、コクンと頷いて見せた私の唇にそうっと優しく甘やかなキスを降らせた。
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