鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 そこへ、自らサドだと言っていた隼が、あたかもサドぶりを発揮するようにして、尚も羞恥を煽るような言葉を放ってきた。

「僕に抱かれたときのことをよーく思い出してみてください。侑李さんは、アソコを、僕の指で犯されるのと、舌で犯されるのと、どっちが気持ち良かったですか?」

 淡々とした意地悪な声音と柔らかくも冷ややかな唇とで耳元をわざとらしく擽りながら、胸の熟れたところを指で強く摘んで引っ張りながら訊かれても。

「////……あぁ……やぁッ」

 嬌声を零すだけで、返事を返すことなど叶わない。

 隼自身じゃないから分からないけど、もしかしたら、はなから返事なんてさせるつもりなんてないのかも知れない。

 そうやって余裕がないながらも、私が邪推してしまうほどに、今日の隼はいつも以上に意地悪だ。

 私の望み通りにしてくれているんだ、という嬉しい気持ちと、容赦のない隼に対して恨めしい気持ちとがないまぜになったような感情。

 プラス、もっともっとイジメてほしい、そういう期待感に身体が打ち震えるようにして恥ずかしいほどの反応を示してしまっている。

 とはいえ、どうしても恥ずかしいという感情が先に立ってしまうため、素直に肯定はできないから、形容し難い羞恥と、えもいわれぬ快感から逃れようと身を捩るも。
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