鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 さっきから頭の片隅で余計なことを考えてしまっていた私の胸の内などお見通しだとでも言うように、隼の意地悪な声音が容赦なく放たれて。

「逃げてもダメです。ちゃんと言ってくれるまで、胸しか弄ってあげませんよ? それとも、胸を弄ってほしくてわざとやってるんですか?」
「ちっ、ちがっーーああっっ、やぁん!?」

 そうはさせるかというように、背後からぐいっと腰を強引に掴んで引き寄せられて、お臍の辺りに熱い吐息がかかったかと思った時には、胸に顔を埋めてきた隼によって、獣のように躊躇なく胸の熟れたところに歯を穿たれてしまっていた。

 痛いはずなのにどういう訳か痛みなんて感じない。ジンジンと甘く痺れていたせいか、痛みの代わりに、強烈な快感に襲われてしまった私は、快感の波に一気に追い上げられ、呆気なく達してしまっていた。

 けれども、まだまだ始まったばかり。こんなもんじゃ終わらなかったのだ。

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