鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 意地悪な口調だったものだから、『ご褒美から』とは言われたものの、内心では、何をされちゃうんだろう、とドキドキしながら身構えるも。

 予想に反して、無防備な私の唇には隼の柔らかな唇が触れる感触がして。

 ーーなんだ、キスのことだったんだ。なら、ずーっとこのままでもいいんだけどなぁ。

 安心しきった私が隼の甘やかなキスに酔いしれ身を委ねていた、その時だった。

 ふいに、隼の唇が離れていったかと思ったら、モーター音のような音が聞こえてきたのは。

 そういえば、サイトで見つけたカラフルで可愛らしいローターを購入してたけど、あれかな? なんて呑気に考えていると。

 いきなり両足をグインと押し開かれてしまい。

「ギャッ!?」

 突然のことに驚愕し、猫を踏んづけたときのような、なんとも色気のない奇声を発した私は、状況を飲み込むような間も与えられないまま。

 さっきから疼いて疼いてしかたなかった足の裂け目の、恥ずかしいくらいに蜜に塗れてしまっている、ちょうど花芯の辺りに、下着の上からローターらしきモノを宛がわれてしまってて。

「ええ!? ちょっと、まっ……ひゃぁあッ」

 大仰な嬌声を放った私の思考も意識も、絶え間なく与えられる強烈な快感によってものの見事にとろっとろに蕩けて、瞬く間に弾け飛んでしまうのだった。


 そうして、それからどれくらいの間意識を手放していたかなんて全く覚えちゃいないが、気怠い微睡みから私が目を覚ましたのも、当然隼の逞しい腕の中だった。

 隼に背後からすっぽりと包み込むようにして抱きしめられている私は、耳元でとっても心配気な声音で囁かれて。

「侑李さん、身体は大丈夫ですか?」

 すぐに返事を返そうとしたものの、気怠さとボンヤリと靄のかかったような意識では、即座に声を出すこともままならない。

 お陰でコクンと頷くことしかできないでいる。
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