鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
そうやって隼の言動に、戸惑ったり、喜んだりと、忙しなく身勝手な感情を抱いて一喜一憂する私の心情を見越して、まるで優しく包み込んで宥めるかのように……
その都度その都度、えもいわれぬ快感に身悶え達した身体を、小刻みに打ち振るわすことしかできないでいる私のことを、隼が労るようにしてぎゅうっと抱きしめてくれていて。
それだけで、隼を恨めしいと思っていた感情なんて一瞬で吹き飛んでしまうのだ。
それだけじゃない。頭やこめかみ、おでこに頬に、唇に、というように、至る所に、ご褒美のように甘やかなキスを絶え間なく降らせてくれたりもして。
お陰で容赦ない鬼畜と化した隼に”お仕置き”されているはずなのに、身も心もとろっとろに蕩けてしまいそうなほどの、幸福感で満たされていく。
けれども、いちばんほしくてほしくて堪らない肝心な隼自身は与えてもらえずにいる。