鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

「……え? 何が?」
「もしかして、元カレのサイズとかじゃないでしょうね?」
「……え? 何? ちょっと意味がわかんないんだけど」
「バイブレーターのサイズのことです。僕はXLサイズなのに、どうしてMサイズなのかって訊いてるんです」

 ーーそれって嫉妬? とか思っているところに隼のサイズを耳にし、それって、どうなの? やっぱり普通よりかなり大きいの? よく分かんないけど。

 ……と、私は驚きのあまりすぐに返事を返すことができなかった。

「……ち、違うっ。サイズなんて知らない。適当にネットで買ったんだからッ」
「そうですか」

 けれどどうやらそれらは誤解だったようだ。

 誤解も解けたようだし、隼の機嫌を損ねずに済んで安堵する間もなく。

「でも、こうしてせっかく用意してくれてるんですから、使わないともったいないですよね? ちょうどほしいとおしゃってましたし。これで満たして差し上げます」

 隼の意地悪な声音が耳に届いて、ドクンと心拍数が一気に跳ね上がった。

 そこに、ローターが響かせていたものよりも大きな、ウィーンと唸るような機械音が辺りに響き渡るのだった。
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