鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
今のうちに別れておいたほうが傷が浅く済むってことでしょ?
隼こそ自分勝手に自己完結して、予防線まで張ろうとして。
ーーふざけるのもいい加減にしろッて感じ。
あまりの悔しさに、私は悔しいのを通り越し、怒りに歯噛みしてわなわなと震え始めた。
もうこうなってしまった私は、いつものように突っ走ることしかできないのだった。
「さっきから大人しく聞いてたらなんなの? 私のこと馬鹿にしてんの? ふざけんなッ! 『セフレ』なんかと一緒にしないでくれる? 言っとくけど、私は隼に強制されてやったことなんて一度だってない。自分からそうしたいからやってるだけなんだから、勘違いすんなこの分からず屋ッ! 意気地なしッ! それでも男? そういう意味では欠陥品かもね? 顔に似合わないくらい立派なモン付けてんだから、しょうもないことウダウダ言ってんじゃないわよッ! 隼が欠陥品じゃないってこと、私が一生かけて教え込んであげる。二度と欠陥品なんて言えないようにしてあげるから、覚悟しなさいよねッ!」
怒り心頭の私は、未だ私に情けなく丸めた背中を向けたままでいる隼の頭を両手で振り向かせて、隼のビックリ眼を真っ直ぐに射抜きながら盛大な啖呵を切ってみせた。