鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
その間、王子はミネラルウォーターを飲んだり、スマホを弄ったりして過ごしていたようだった。
……といっても、こっちはこっちで、王子に課せられたミッションを遂行するのに必死で、いちいち観察するほどの余裕なんてものはなかったため正確には分からないんだけど。
そして今までこんなにも興奮したことがあっただろうか、というくらい興奮していて。
バイブで慰めているナカはヒクヒクと蠢いて、シーツがぐしょぐしょになるくらい夥しい蜜で大洪水をおこしているほどだった。
それほどに、今まで一度も味わったことのない、この放置プレイに、私は思いの外没頭してしまっていたらしい。
だから、いつの間にかベッドの縁に腰掛けていた王子の気配にも全く気づいてなどいなかったし。
王子に冷ややかな眼差しで見据えられながら、
「自分でバイブを挿入して慰めているだけで、そんなにぐちゃぐちゃにして喘ぐなんて、櫻井さんは相当な淫乱ですねぇ」
なんとも意地の悪いことを言われても。
頭の中では、『そんなとこで見てないでさっさと満たしなさいよ!』と、息巻いているのに……。
何も言い返せないどころか、余計に昂ぶっていく自分を抑えることができずに、
「……あっ……はぁ……う〜ん」
とただただ喘ぐことしかできずにいる私は、王子の言うとおり、相当な淫乱だったらしい。
……というよりは、おそらく、元々こういうプレイのほうが性に合っていたということなんだろう。