【完】スキャンダル・ヒロイン

「けれど、静綺ちゃんがバイトに来てくれて嬉しいわ!」

「へ?」

「最近は真央も塞ぎごみがちだったんだけど、今日はとても元気だったでしょう?!
あなたなら真央ともここに住んでる住人とも上手くやっていける予感しかしないわ!」

いや、ちょっと待ってよ。
私は上手くやっていける自信を無くしたばかりなんですけど。

姫岡さんの裏の顔をまざまざと見せつけられて、他の売れないお笑い芸人やグラビアアイドルに会うのも恐ろしすぎる。

絶対私なんて苛められちゃうんじゃねぇ?!それにお断りしようと思っていた所だったのに…。

「それにこのバイトって難しいのよ。真央はすっごく有名な芸能人だから若い女の子だったらすぐに舞い上がっちゃって…。
それはそれで色々と困るでしょう?それに真央はいつもこういった面接は私にぴったしくっついて一緒にその人となりを見る子なんだけど
有無も言わせずに面接を落としまくるの。けれどどうやらあなたは気に入られたみたい。」

「はぁ?!絶対に気に入られていないと思いますけど?!
だってブスとかすっごく酷い事を言われたんですよ?」

「あぁ…あの子は天邪鬼な子だから。
だからあの子の言う事は反対言葉を言っているとでも思ってちょうだい」

そんな事を言われたって…。

「それに静綺ちゃんって名前通りすっごく綺麗な子ね。
スタイルも良いし、デビューさせてあげたいくらい!」

「わ、私のどこか!昔から意地悪そうな顔って言われ続けて
猫みたいに吊り上がった目もコンプレックスですし、鼻も魔女みたいって言われて…」
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