東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18
最後にトボトボと進退窮まった小動物のように落ち着かなく視線を動かしながら野呂が会議室に入っていった。
――ん? なに?
首を傾げながら振り返った時、フロアにいるほぼ全員が会議室に視線を向けていることに気づいた。
やはり、ただ事ではないらしい。
もしかしたら、昨日無事に終わった撮影の件だろうかとチラリと思った。
――となると。
予想が当たっていた場合は、私は契約を切られてクビになるかも?
会議の場に叶星が同席しない以上、野呂がどう報告するかわからない。
あの男のことだ。少なくとも自分に有利なことしか言わないだろう。
仮に参加したとしても、日程変更の連絡を受け叶星に指示を出したと言われたら、反論する証拠がない。
契約を切られてここを辞めることになってもなんの未練もないが。
それではなんだか悔しい。
クビになっても構わないけど、言うべき事は言うぞと心に決めて、叶星はパソコンモニターを睨んだ。
――ん? なに?
首を傾げながら振り返った時、フロアにいるほぼ全員が会議室に視線を向けていることに気づいた。
やはり、ただ事ではないらしい。
もしかしたら、昨日無事に終わった撮影の件だろうかとチラリと思った。
――となると。
予想が当たっていた場合は、私は契約を切られてクビになるかも?
会議の場に叶星が同席しない以上、野呂がどう報告するかわからない。
あの男のことだ。少なくとも自分に有利なことしか言わないだろう。
仮に参加したとしても、日程変更の連絡を受け叶星に指示を出したと言われたら、反論する証拠がない。
契約を切られてここを辞めることになってもなんの未練もないが。
それではなんだか悔しい。
クビになっても構わないけど、言うべき事は言うぞと心に決めて、叶星はパソコンモニターを睨んだ。