東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18
実際ここで桃花にぶつけたような不埒な毒を吐き出しているようでは、副社長になどなれないだろう。
いくら創業者一族の御曹司でも、世の中はそこまで甘くはない。
普段の彼は副社長として卒なく振舞っているということか。
桃花は彼の素性を知って恐れをなしたらしい。
きれいさっぱり忘れるから叶星も忘れてと言って、あっさりと白旗を上げた。
割り切りの良さも彼女の魅力であるがそれはそれ。
叶星はフンと鼻白んだ。
――裏の顔を持つ御曹司さま、化けの皮は本当にここでは剥がれていないのですか?
そんなことを心で問いかける視線は思いがけず強かったらしい。
ガラス越しに目が合いそうになり、慌てて視線をパソコンの上に戻す。
――くわばらくわばら。触らぬ神に祟りなし。
「おぉー、副社長と目が合っちゃった、ラッキー」
副社長の視線は、叶星の隣の席にいる津木和湖を捉えたらしい。
いくら創業者一族の御曹司でも、世の中はそこまで甘くはない。
普段の彼は副社長として卒なく振舞っているということか。
桃花は彼の素性を知って恐れをなしたらしい。
きれいさっぱり忘れるから叶星も忘れてと言って、あっさりと白旗を上げた。
割り切りの良さも彼女の魅力であるがそれはそれ。
叶星はフンと鼻白んだ。
――裏の顔を持つ御曹司さま、化けの皮は本当にここでは剥がれていないのですか?
そんなことを心で問いかける視線は思いがけず強かったらしい。
ガラス越しに目が合いそうになり、慌てて視線をパソコンの上に戻す。
――くわばらくわばら。触らぬ神に祟りなし。
「おぉー、副社長と目が合っちゃった、ラッキー」
副社長の視線は、叶星の隣の席にいる津木和湖を捉えたらしい。