東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18
「すごい! レストランで食べるよりもおいしいです!」
作り甲斐があるねぇと、セイさんはクスクス笑う。
食事が終わり、一旦空になった食器を片づけながら、叶星は思い切って聞いてみた。
「セイさん、あの、私ってどうしてここにいるっていうか、東堂夫人からどう聞いているんですか?」
「ああ。それならちゃんと聞いているよ。大毅坊ちゃんの恋人なんだろう? でも訳あって大毅坊ちゃんと別れるために隠れている。どうだい? 違うかい?」
恋人といわれて背中がムズムズしたが、大きくは違っていないかもしれない。
否定したいが、いま否定したらややこしくなる。
ということで、控えめに叶星は小さく頷いた。
「その、"訳あって"の訳は?」
「それは聞いてないよ。むしろこっちが聞きたいね」
「ちなみに他の通いの家政婦たちは、知らないよ。あんたは奥さまのの知人のお嬢さんでしばらく滞在するってことになっているからね」
「知人のお嬢さん……、ふぅん」
作り甲斐があるねぇと、セイさんはクスクス笑う。
食事が終わり、一旦空になった食器を片づけながら、叶星は思い切って聞いてみた。
「セイさん、あの、私ってどうしてここにいるっていうか、東堂夫人からどう聞いているんですか?」
「ああ。それならちゃんと聞いているよ。大毅坊ちゃんの恋人なんだろう? でも訳あって大毅坊ちゃんと別れるために隠れている。どうだい? 違うかい?」
恋人といわれて背中がムズムズしたが、大きくは違っていないかもしれない。
否定したいが、いま否定したらややこしくなる。
ということで、控えめに叶星は小さく頷いた。
「その、"訳あって"の訳は?」
「それは聞いてないよ。むしろこっちが聞きたいね」
「ちなみに他の通いの家政婦たちは、知らないよ。あんたは奥さまのの知人のお嬢さんでしばらく滞在するってことになっているからね」
「知人のお嬢さん……、ふぅん」