183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
これは三日前の話だが、食べている途中の彼に左手を差し出されたことがあった。
醤油差しを取ってほしいのかと手渡そうとしたら、『違う』と言われて、手を繋がれたのだ。
『食事中に手を繋ぐ意味がわからないんだけど。食べにくいでしょ』
『小さくて柔らかそうで、触れたくなったんだ。けど、そうだな。食べ終わってからにするか』
『それも意味がわからないよ』
そのような会話を交わし、おかしくなって笑った。
まだある。
今朝は先に家を出ようとしていた柊哉を玄関で見送ろうとしたら、頭をポンポンと叩かれた。
『今日は企画部の会議だな。お前のプレゼン、期待してる。頑張れよ』と言って。
励ましを嬉しく思い、彼を送り出した真衣であったが……。
(そういえば私、見下されている感じがするから頭ポンポンが嫌いだったのに。なんで平気だったんだろ)
そのことに今気づくと、心の中にさざ波が立つのを感じた。
(まさか……恋してるから?)
知らず知らずのうちに恋心が芽生えていたのではないかと疑い、それはまずいと、否定する方向へ気持ちを向けようとする。
醤油差しを取ってほしいのかと手渡そうとしたら、『違う』と言われて、手を繋がれたのだ。
『食事中に手を繋ぐ意味がわからないんだけど。食べにくいでしょ』
『小さくて柔らかそうで、触れたくなったんだ。けど、そうだな。食べ終わってからにするか』
『それも意味がわからないよ』
そのような会話を交わし、おかしくなって笑った。
まだある。
今朝は先に家を出ようとしていた柊哉を玄関で見送ろうとしたら、頭をポンポンと叩かれた。
『今日は企画部の会議だな。お前のプレゼン、期待してる。頑張れよ』と言って。
励ましを嬉しく思い、彼を送り出した真衣であったが……。
(そういえば私、見下されている感じがするから頭ポンポンが嫌いだったのに。なんで平気だったんだろ)
そのことに今気づくと、心の中にさざ波が立つのを感じた。
(まさか……恋してるから?)
知らず知らずのうちに恋心が芽生えていたのではないかと疑い、それはまずいと、否定する方向へ気持ちを向けようとする。