183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
ついには叱られてしまい、真衣の中でなにかがプツンと音を立てて切れた。
箸を手荒に置くと、強気な目で祖父を睨む。
「もう我慢できない。おじいちゃん、初恋の人との仲を深めたいからって、私を使うのはやめて。お見合い結婚する気はないからね。そんなに好きなら、おじいちゃんが絹代さんと結婚すればいいじゃない。お互い独り身なんだし」
「な、なにを言う!?」
勢いよく反論した真衣に目をつり上げた祖父だが、その直後に皺だらけの顔を赤くして、急にもじもじし始めた。
「わしは、今さら想いを叶えようなどとは……」
絹代は口に片手をあて、目を瞬かせている。
副社長は驚くというより、意外そうな目を真衣に向けていた。
三日前のあの出来事以外では、社内で何度か業務上の会話をしただけの関係だ。
見合い中の様子から、真衣のことを大人しい性格だと思っていたのかもしれないが、そうではない。
はっきりきっぱり、言いたいことは言う。それが真衣である。
妙な空気が漂っているのに気づいて、真衣はハッと我に返った。
(あ、やっちゃった……)
箸を手荒に置くと、強気な目で祖父を睨む。
「もう我慢できない。おじいちゃん、初恋の人との仲を深めたいからって、私を使うのはやめて。お見合い結婚する気はないからね。そんなに好きなら、おじいちゃんが絹代さんと結婚すればいいじゃない。お互い独り身なんだし」
「な、なにを言う!?」
勢いよく反論した真衣に目をつり上げた祖父だが、その直後に皺だらけの顔を赤くして、急にもじもじし始めた。
「わしは、今さら想いを叶えようなどとは……」
絹代は口に片手をあて、目を瞬かせている。
副社長は驚くというより、意外そうな目を真衣に向けていた。
三日前のあの出来事以外では、社内で何度か業務上の会話をしただけの関係だ。
見合い中の様子から、真衣のことを大人しい性格だと思っていたのかもしれないが、そうではない。
はっきりきっぱり、言いたいことは言う。それが真衣である。
妙な空気が漂っているのに気づいて、真衣はハッと我に返った。
(あ、やっちゃった……)