183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
「一緒に過ごす時間が減るのは、正直に言うと寂しい。でもそれを言ってはいけないでしょ。柊哉の足を引っ張りたくないもの。社長昇進を素直に喜べない自分に嫌気がさしていたの。大丈夫。すれ違いの生活に慣れる自信はあるから。そもそもあと二カ月半で離婚だし、寂しいと思うこと自体、馬鹿なんだよ……」
あっさりした性格の真衣が、寂しがっていたとは驚きである。
社長就任の話をした先週、やけに素っ気ない態度であったのは、そういう理由らしい。
無理やり白状させられたことでアヒル口になっている妻を、柊哉は愛しく感じた。
「真衣……」
吐息交じりに呼びかけて、柊哉は顔を寄せる。
「ちょっ……柊哉、こんなところで駄目だよ」
両手で胸を押し返されたが、柊哉にしてみれば、さらに欲情を煽るような可愛い抵抗だ。
焦り顔の真衣の唇を奪おうと、どんどん顔を近づけるが……触れたのは柔らかな唇ではなく、クリアファイルであった。
啓介が鬼の形相で横に立ち、夫婦のキスを阻止していた。
「家まで待てないなら、自分の執務室でやれ。言っただろ。俺の前でいちゃつくなと」
「啓介、やきもちか?」
あっさりした性格の真衣が、寂しがっていたとは驚きである。
社長就任の話をした先週、やけに素っ気ない態度であったのは、そういう理由らしい。
無理やり白状させられたことでアヒル口になっている妻を、柊哉は愛しく感じた。
「真衣……」
吐息交じりに呼びかけて、柊哉は顔を寄せる。
「ちょっ……柊哉、こんなところで駄目だよ」
両手で胸を押し返されたが、柊哉にしてみれば、さらに欲情を煽るような可愛い抵抗だ。
焦り顔の真衣の唇を奪おうと、どんどん顔を近づけるが……触れたのは柔らかな唇ではなく、クリアファイルであった。
啓介が鬼の形相で横に立ち、夫婦のキスを阻止していた。
「家まで待てないなら、自分の執務室でやれ。言っただろ。俺の前でいちゃつくなと」
「啓介、やきもちか?」