183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
食洗器もあるのだが、少量だからと手で食器を洗い終えた真衣がエプロンを脱ごうとしたら、廊下に物音がして、続いてリビングのドアが開けられた。
「ただいま」
無表情にそう言った柊哉に、真衣はチラリと壁掛け時計を見て返事をする。
「お帰り。二十時三十五分。今日はいつもより三十分ほど早いね」
「ああ。その分、日中のスケジュールが詰まっていたけどな。啓介がお前に気を使っているんだ」
「啓介? 柊哉の秘書の、なんとかさんのことね」
「須藤だよ。記憶力がザルか」
そういえば一昨日の朝、柊哉のスケジュールの組み方を、秘書が妻帯者向けにするなどという話を聞いたと、真衣は思い出していた。
通勤用の黒革の手提げ鞄を無造作に床に置いた柊哉は、洗面所に手を洗いにいき、スーツのジャケットを脱いだ姿になってリビングに戻ってきた。
真衣はキッチンから声をかける。
「私のこと、気にしなくていいと須藤さんに言っておいて。妻だけど、妻らしいことしていないもの」
「そうだな。妻らしくないな。夫を困らせるな。企画部での昼のアレはなんだ?」
「ただいま」
無表情にそう言った柊哉に、真衣はチラリと壁掛け時計を見て返事をする。
「お帰り。二十時三十五分。今日はいつもより三十分ほど早いね」
「ああ。その分、日中のスケジュールが詰まっていたけどな。啓介がお前に気を使っているんだ」
「啓介? 柊哉の秘書の、なんとかさんのことね」
「須藤だよ。記憶力がザルか」
そういえば一昨日の朝、柊哉のスケジュールの組み方を、秘書が妻帯者向けにするなどという話を聞いたと、真衣は思い出していた。
通勤用の黒革の手提げ鞄を無造作に床に置いた柊哉は、洗面所に手を洗いにいき、スーツのジャケットを脱いだ姿になってリビングに戻ってきた。
真衣はキッチンから声をかける。
「私のこと、気にしなくていいと須藤さんに言っておいて。妻だけど、妻らしいことしていないもの」
「そうだな。妻らしくないな。夫を困らせるな。企画部での昼のアレはなんだ?」