183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
「見てたんだ」と真衣はサラリと言う。
少しも焦っていない様子がかえって怪しく思え、柊哉は探るような視線を向けてしまう。
「小林亮。私の同期で、たまにランチや飲み会もする友人だよ。私と和美が、今日はどの店にしようかと相談しながら廊下を歩いていたら――」
外回りから戻ってきたばかりの小林が、息を切らせて真衣たちの前に現れたそうだ。
『俺も交ぜて』と言って。
それはたまにあることのようで、真衣は快く了承した。
すると和美が急に慌てだして、こう言ったという。
『十三時までにと言われてた資料、課長に提出するのを忘れてた。悪いけど、ランチはふたりで行って。私は社食で済ませる』
社員食堂は社屋の一階にあるけれど、席数は三十ほどと小さいので、サッと食べて席を立つ者しか利用しない。
会話しながらランチを楽しみたい女性社員は皆、外食する。
和美が社食に行くのは珍しく、しっかり者の彼女が急ぎの提出物を失念するのも滅多にないことなので、真衣は不思議に思ったそうだ。
少しも焦っていない様子がかえって怪しく思え、柊哉は探るような視線を向けてしまう。
「小林亮。私の同期で、たまにランチや飲み会もする友人だよ。私と和美が、今日はどの店にしようかと相談しながら廊下を歩いていたら――」
外回りから戻ってきたばかりの小林が、息を切らせて真衣たちの前に現れたそうだ。
『俺も交ぜて』と言って。
それはたまにあることのようで、真衣は快く了承した。
すると和美が急に慌てだして、こう言ったという。
『十三時までにと言われてた資料、課長に提出するのを忘れてた。悪いけど、ランチはふたりで行って。私は社食で済ませる』
社員食堂は社屋の一階にあるけれど、席数は三十ほどと小さいので、サッと食べて席を立つ者しか利用しない。
会話しながらランチを楽しみたい女性社員は皆、外食する。
和美が社食に行くのは珍しく、しっかり者の彼女が急ぎの提出物を失念するのも滅多にないことなので、真衣は不思議に思ったそうだ。