元カレ社長は元カノ秘書を一途に溺愛する
「いつも人のことばっかり。どうして人のことばっかりで、自分のことは自分で背負おうとするんですか?そんなんじゃいつかつぶれちゃうかもしれないじゃないですか。」
秘書としてあるまじき態度だと思いながらも止められない杏奈。

杏奈の言葉に瑠衣は何も言葉を返さないまま立ち尽くしていた。

言葉の裏にある杏奈の気持ちを探ろうとしているのかもしれない。
それか杏奈の言った言葉にショックを受けているのかもしれない。
もしかしたら秘書としての立場で言うことじゃないと幻滅しているのかもしれない。

そんなことを考えながら杏奈は「すみませんでした。頭を冷やします。」とその空気に耐えられず瑠衣の横を通り社長室から出ようとした。



その時。

杏奈の腕を瑠衣がつかんだ。
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