捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「パパきらいー!」

「そんなこと言わないの」

(急にどうしちゃったんだろう……)

 涼さんに申し訳ない思いでいっぱいになる。この人だっていろいろと問題はあっても普通の人間なのだ。初めて会った息子に嫌いだと言われれば傷付くだろう。

(あとでフォローしておこう……)

 ぐずる鳴をあやしながら、再びご飯を食べさせ始める。

 そんな私たちを涼さんはゆっくりご飯を食べながら見守っていた。



 食事のあともしばらくぐずっていた鳴は、いつもより早くおねむになったようだった。寝かしつけてから再び部屋に戻ると、涼さんが座って待っている。

「鳴は?」

「もう寝たよ」

「そうか。ならいいが」

「ごめんね。本当に嫌いだと思って言ったわけじゃないよ。私も叱るたびに嫌いって言われたし……」

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