捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「最初の印象がよかった。先ほども言ったように正直なところがいい。話していて楽しいところも落ち着く。俺に対してあまり遠慮がないところも好きだな。あとはうまいものを食わせたときの反応がかわいい」

「なっ……」

 思えば、社長と会うときはいつもレストランだった。イタリアンにフレンチ、中華にロシア料理と、和洋中を問わずあちこち連れて行かれた気がする。

「仕事の話をしたくて声をかけてくださったんじゃ……」

「それはついでだ。好意のない相手を複数回デートに誘うほど暇じゃない」

「これってデートだったんですか!?」

「違うのか?」

 違うと断言できる。けれど、あくまでそれは私が意識していなかったからの話だ。

 はたから見ればどう思うだろう。

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