捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
 涼さんの性格を考えればもっと殺風景であってもいいだろうに、小物が置いてあったりと意外に遊びがある。でも、それを素直には喜べない。かつて私が涼さんにプレゼントしたものであったり、好みだと言っていたものだったり、この人に噛み合わない小物の数々は私の気配を宿していたからだ。

 私がソファに座ると、涼さんはお茶を淹れてきてくれた。そして、隣に腰を下ろす。

「……あとで芽衣子に連絡してもいい?」

「ああ」

「……ありがとうね」

「当然のことをしたまでだ」

「あなたの方は大丈夫? 会社にもあんな感じに集まってきたんじゃ……」

「ああいった場合の専門チームがいる。既に対処に当たらせているのはさっき見た通りだ」

「ああ、あとから来た人たちのこと……」

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