捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
 きっと大丈夫だという思いももちろんある。涼さんから受ける愛情は本物で、私がそこに応えたいと思う気持ちもまた同じである以上、きちんと話し合えると思っているからだ。

 私が本当に怖いのはこの生活を失うことよりも、涼さんに捨てられても仕方がないようなことをした自分を知ることかもしれなかった。

(いつかは聞かないとな……)

 今日もまた、いつもより早くおねむになった鳴を寝かしつけて考える。

 このまま家族としてやっていきたい。もう一度だけあの人を信じたい。

 そう思うなら、心残りは全部消しておいた方がいいに決まっている。

 同時に、涼さんからも気になることがあるならすべて聞いておくつもりだった。お互いのすべてをさらけ出して初めて、今度こそ本物の家族になれるだろう。

「……まーま」

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