捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
すっかり遅くなってしまった。きっと鳴はもう寝てしまっているだろう。明日の朝、どうして寝る前に帰ってきてくれなかったのかと怒られるに違いない。
(涼さんがうまく説明してくれているといいんだけど)
ふたりは私がいない間にうまくやっていただろうか。仲が良くなったらしいとはいえ、もともと微妙な距離感があったのも知っている。思えば、ふたりきりで長時間過ごしてもらうのは今日が初めてかもしれなかった。
ちょっと心配になりながら玄関の鍵を開ける。
「ただい――」
ま、と続ける前にパァンと大きな音がした。
「な、なに……!?」
思わずのけぞった私の視界に入ったのは、宙を舞うクラッカーの中身と、音に驚いて床にひっくり返った鳴だった。でも、その鳴本人の手にクラッカーがある。
(涼さんがうまく説明してくれているといいんだけど)
ふたりは私がいない間にうまくやっていただろうか。仲が良くなったらしいとはいえ、もともと微妙な距離感があったのも知っている。思えば、ふたりきりで長時間過ごしてもらうのは今日が初めてかもしれなかった。
ちょっと心配になりながら玄関の鍵を開ける。
「ただい――」
ま、と続ける前にパァンと大きな音がした。
「な、なに……!?」
思わずのけぞった私の視界に入ったのは、宙を舞うクラッカーの中身と、音に驚いて床にひっくり返った鳴だった。でも、その鳴本人の手にクラッカーがある。