捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「これ以上どうしろって言うの?」
聞いた私のことを無視して顔を寄せてきたかと思うと、涼さんはかぷりと耳を噛んできた。昔、鳴が私の指をくわえてあぐあぐ噛んでいたように甘噛みを繰り返される。
「翠」
「なに?」
「したい」
「……いいよ」
求められて拒む私はもういない。涼さんの要求には全部応えたいし、望みは叶えてあげたかった。私がしてもらった分、ちゃんとお返しになるように。
涼さんが身体を起こして私をシーツの上に押さえつける。さっきまでは子供がするような甘噛みだったのに、耳の縁を舌でなぞり耳朶をちゅっと吸い上げてきた。