捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「嫌でも翠さんは神立家の一員になるのよ。身を守る術くらい教えるべきでしょう。週に一度……いえ、月に一度うちに寄越しなさい。鳴ちゃんと一緒に」

「断る。ただでさえ翠とは三年過ごせなかったんだ。これ以上時間を無駄にするつもりはない」

「まあ、なにが無駄ですか」

「鳴なら会わせてやる」

「なるくん、よこちゃんとあそぶの? おじいちゃんも?」

 不思議そうにしながらもにこにこ言ったのを聞いて、義母がくっと顔を歪ませた。

 それを見た義父が、鳴と似た顔でふにゃりと笑み崩れる。

「曜子さんはかわいいものに弱いよね」

「お黙り」

「だから僕とも結婚してくれたんだもんね」

「英志さん!」

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