捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「どうしてこの件において私より上に立てると思ったの? 誰が鳴を産んで育てたか知ってる? ミルクをあげて、おむつを取り替えて、夜も寝ないであやして。あなた、このうちのひとつでもやったことがある?」

「…………」

「なにか言うことは?」

「……昔より気が強くなったな」

「そんな言葉が聞きたいわけじゃないんだけど」

 ぴしゃりと跳ねのけて溜息を吐く。

 私ももう少し冷静になった方がよさそうだ。こんなふうに売り言葉に買い言葉で突っかかっていたら、話し合いも進まない。

 また、涼さんが鳴のいる部屋を振り返った。

「つまりお前は、俺にあの子とかかわるなと言っているわけだ」

「そう。別に難しいことじゃないでしょ?」

「本気で言っているのか?」

「最初からずっと本気です」

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