甘い恋には程遠い

午前中の授業を終えて
屋上へ行くと珍しく大神が
スマホを触ってた。

ちなみに一恋以外の人はまだ
私と大神が付き合ってる事を知らへん。

わざわざ誰かに報告するものでもないし
やっぱりまだ怖かった。

私と付き合ったってバレて
大神が笑い者になれへんか心配やった。

桃花「珍しいな。大神がスマホなんて。」

慧「ああ、まあな。」

桃花「彼女?」

慧「何でだよ。今、成瀬と
付き合ってんだろーが。」

桃花「まあ、そうやけどさ。」

慧「前の学校のクラスメイト。
月一くらいで連絡くるんだよ。」

桃花「そっか。」
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