ウルルであなたとシャンパンを

「う、うん」

確かにルカは落ち着いてるし、しっかりしてるし、見た目だって大人っぽい。

「…………聞いてる?」
「うんうん」

この人、年のわりに子供っぽいな~、やれやれ……で、ポンポン、の可能性が高いのでは!

そうだ、きっとそう!

「ねえ……ス、していい?」
「うん」
「ふうん…………いいんだ?」

それで、昨日の記憶はきっと私の妄想か何かで……

混乱するあまり現実逃避に走り、生返事をする香耶の頭をゆっくりと滑るように、ルカの手がおりていく。

「……え?」

後頭部を軽く引き寄せられて、頭が揺れて……

「なに……っ?!」

ん?!と思った時には、唇に、しっとりと吸いつく感触が触れていた。


ちゅっ。


ハッと我に返れば、目の前に……本当にびっくりするほど目の前に、ルカの顔があって。

どアップで見ても、なんてキレイな顔…………って、見とれてる場合じゃない!


今、ちゅって、音しましたよね?!


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