【電子書籍化】氷月の騎士は男装令嬢~なぜか溺愛されています~(旧:侯爵令嬢は秘密の騎士)

「シュテルはイケメンだろ」
「イケメンだよ。君もね」

 自覚があるくせに何言ってんだコイツ。

 呆れて突き放せば、フェルゼンは赤くなって黙った。

「どうした?」
「何でもない」
「ふーん?」
「俺寝るわ」
「うん、お休み」

 フェルゼンはよたよたと二段ベッドの下に入り込んで、ベッドのカーテンを引いた。

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