【電子書籍化】氷月の騎士は男装令嬢~なぜか溺愛されています~(旧:侯爵令嬢は秘密の騎士)
私は何事かと思ってキョロキョロする。おじさまは頬を赤らめて硬直し、お父様はソッポを向いて肩を震わせている。
お兄様となんて信じられないものでも見るように私を見ていた。
やらかした!?
恐る恐る男の子を見れば、俯いて肩を震わせていた。
怒らせてしまったかもしれない。慌てて弁明をする。
「あ、ごめんなさい。悪い意味じゃなくて、おじさまの髪、赤いのに白いのが混じってピンクで可愛くて。だから私もそうなりたいけど、私の髪だと無理だから……」