没落姫の溺愛婚~双子の寵姫も楽じゃない!?~
 けれど、それもつかの間。

「よし。
こんな良いものもらったんだ。
俺達もちゃんとお礼しないとな」

「え……お礼……?」

 彬親は素晴らしいくらいの晴々した笑顔のまま、双子のかたわれである芳哉に視線を送る。

 何やら二人で頷き合ったあと、おもむろに彩希を抱えて立ち上がった。

「きゃ……っ、あ、あの!?」

「決めた。
今日から……いや、今この瞬間から、だな。
お前、俺達だけの可愛い寵姫だ」

「…………………ぇ……?」

 ものすごくはっきりと、とんでもない発言をされた。

 今、彬親は何と言ったのだろう。

 あまりにも衝撃すぎて何も言えなかったし。
 むしろ、頭が真っ白だ。
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