新妻の条件~独占欲を煽られたCEOの極上プロポーズ~
ここはホテル?
回転扉の入口にはホテルマンのような白い制服を着た男性が数人いて、バルトさんとなにか話をしてから中へ通された。
ロビー中央の大きな大理石の台には、それにふさわしい立派な花瓶に豪華に活けられた花がある。
大理石の床は歩くのがためらわれるくらいピカピカだ。
バルトさんは奥にあるエレベーターに歩を進め、私を乗り込ませてから彼も続き、最上階である十二階のボタンを押した。
早く雪丸に会いたいのに。
彼が心細い思いをしているだろうと考えると、気が急いてしまう。
エレベーターは静かに止まり、私たちは廊下へ出る。
「こちらです」
バルトさんは突きあたりの二メートル以上はありそうな重厚な扉の前に立ち、インターホンを鳴らした。
カチッと鍵が開くような音がして、バルトさんはドアを開け、私に中へ入るようにジェスチャーする。
仕方がない。早く会って、雪丸のところへ行こう。
おじいちゃんに頼まれている書類もあり、この面談は避けられないものだ。
古いログハウスで簡素な物しか置いていない自分の家とまったく違う上品なインテリアで、豪華な調度品のある廊下を進んでいくと、リビングに行き着いた。
見たことがないほどの長さと幅のある白いソファに、開け放たれた窓から入ってくる風でそよそよと揺らめく白レースのカーテン。
まるで別世界に迷い込んだような感覚に陥り、うしろにいるバルトさんを振り返る。
「え……いない」
いるものと思っていたバルトさんの姿がなかった。
回転扉の入口にはホテルマンのような白い制服を着た男性が数人いて、バルトさんとなにか話をしてから中へ通された。
ロビー中央の大きな大理石の台には、それにふさわしい立派な花瓶に豪華に活けられた花がある。
大理石の床は歩くのがためらわれるくらいピカピカだ。
バルトさんは奥にあるエレベーターに歩を進め、私を乗り込ませてから彼も続き、最上階である十二階のボタンを押した。
早く雪丸に会いたいのに。
彼が心細い思いをしているだろうと考えると、気が急いてしまう。
エレベーターは静かに止まり、私たちは廊下へ出る。
「こちらです」
バルトさんは突きあたりの二メートル以上はありそうな重厚な扉の前に立ち、インターホンを鳴らした。
カチッと鍵が開くような音がして、バルトさんはドアを開け、私に中へ入るようにジェスチャーする。
仕方がない。早く会って、雪丸のところへ行こう。
おじいちゃんに頼まれている書類もあり、この面談は避けられないものだ。
古いログハウスで簡素な物しか置いていない自分の家とまったく違う上品なインテリアで、豪華な調度品のある廊下を進んでいくと、リビングに行き着いた。
見たことがないほどの長さと幅のある白いソファに、開け放たれた窓から入ってくる風でそよそよと揺らめく白レースのカーテン。
まるで別世界に迷い込んだような感覚に陥り、うしろにいるバルトさんを振り返る。
「え……いない」
いるものと思っていたバルトさんの姿がなかった。