新妻の条件~独占欲を煽られたCEOの極上プロポーズ~
「はい。泊まれなければ雪丸の馬房でもいいです」
藁を敷けば私はどこでだって眠れる。
「はぁ~君のおじいさんが俺に頼んだわけがわかったよ」
彼は重いため息をひとつこぼし、右手を額にあてた。
「おじいちゃんがなにをあなたに頼んだんですか?」
「それは後で話すよ。行くぞ」
結城さんは私の疑問に答えず、玄関の方へ向かってしまった。置いていかれたら雪丸に会えないと焦り、急いで結城さんの後を追った。
建物の車寄せに停められていた白の大きなオフロード車に結城さんが近づき、右側のドアを開ける。
「乗って」
あ、そうか。外車だから運転席は左側だった。バルトさんもそうだった。
私は歩を進め、高さのある座席に身軽に乗り込む。ドアが閉められ、結城さんは運転席に回って座ると、エンジンをかけ発進させた。
ようやく雪丸に会える。
私はそのうれしさから、景色を眺めながらいつの間にか鼻歌を歌っていた。
「まるで恋人に会いにいくみたいだな」
その声にハッとして、運転席の結城さんを見る。
「喜んではいけませんか?」
鼻歌を止めて首をかしげる私に、結城さんはふっと口もとを緩めた。
なにがおかしいの?
「いやそんなことはない」
結城さんはサラッと口にして、前方へ顔を向けた。
藁を敷けば私はどこでだって眠れる。
「はぁ~君のおじいさんが俺に頼んだわけがわかったよ」
彼は重いため息をひとつこぼし、右手を額にあてた。
「おじいちゃんがなにをあなたに頼んだんですか?」
「それは後で話すよ。行くぞ」
結城さんは私の疑問に答えず、玄関の方へ向かってしまった。置いていかれたら雪丸に会えないと焦り、急いで結城さんの後を追った。
建物の車寄せに停められていた白の大きなオフロード車に結城さんが近づき、右側のドアを開ける。
「乗って」
あ、そうか。外車だから運転席は左側だった。バルトさんもそうだった。
私は歩を進め、高さのある座席に身軽に乗り込む。ドアが閉められ、結城さんは運転席に回って座ると、エンジンをかけ発進させた。
ようやく雪丸に会える。
私はそのうれしさから、景色を眺めながらいつの間にか鼻歌を歌っていた。
「まるで恋人に会いにいくみたいだな」
その声にハッとして、運転席の結城さんを見る。
「喜んではいけませんか?」
鼻歌を止めて首をかしげる私に、結城さんはふっと口もとを緩めた。
なにがおかしいの?
「いやそんなことはない」
結城さんはサラッと口にして、前方へ顔を向けた。