新妻の条件~独占欲を煽られたCEOの極上プロポーズ~
クッキーとアイスカフェオレを口にしながら、購入したものをハンガーにかけ、ガランとしたクローゼットに入れていく。
ワンピース七着、ブラウス三着、スカート二着、パンツ一着。つばが広いひらひらした帽子とヒール。バッグがふたつだ。
「おじいちゃんからもらったお金で足りるかな……」
瑛斗さんに請求するから彼に支払うようにと、レナさんから言われている。
ひと息ついたところで、大事な買い物をし忘れていたことに気づき、ソファに座っていた私はハッと立ち上がる。
「下着を忘れるなんて!」
これから二ヵ月間いるとなると、もう少し必要だ。
ショッピングモールはこのアパルトマンの目と鼻の先。まだ十七時を回ったばかりだから、行ってこよう。
部屋を出ると、瑛斗さんに断ろうとリビングへ向かう。瑛斗さんとレナさんはテラスにいて、飲み物を片手に話をしていた。
楽しそうなふたりの邪魔をするのもと考え、キッチンにいるコレットさんに「すぐに戻ります」と言ってアパルトマンを出た。
足早に先ほどのショッピングモールへ向かい、下着が売られているショップを探す。
私が探しているのはシンプルでスポーティーな下着。
ランジェリーショップは何店舗かあり、中へ入ってみるが、どの商品も私が求めている下着ではなく途方に暮れる。
どうしよう……下着は二組しかないから、あと二組くらいは欲しい。
派手な下着は好みではないけど、この際仕方がないか……。