新妻の条件~独占欲を煽られたCEOの極上プロポーズ~
「はい」
瑛斗さんにお辞儀をして、楽しい一日になったと思いながら自室に向かう。
そこへ背後から瑛斗さんが静かな声で私を呼んだ。ハタと足を止めて振り返った先に、先ほどの位置にまだ佇んでいる瑛斗さんがいた。
「紅里、前の君の髪形も俺は好きだったよ。今もよく似合っているが」
突然の言葉に、私は目を丸くしてから、クスッと笑みを漏らす。
「ひどいありさまって言っていたのに?」
「あのときは見慣れなくて驚いたんだ。失言だったよ、すまない。だが、あの髪形の君も今の君もかわいい。じゃ、おやすみ」
瑛斗さんは口もとを緩ませ、麗しく笑う。その瞬間、私の心臓がドクッとひとつ音を立てた。
かわいいって……? な、なんで……? 私の心臓がドキドキするの?
思わず手を胸にあてているうちに、瑛斗さんは自室の方へ消えていった。
自分の胸が不規則に打つ理由がわからない。
「疲れたのかな……ビールもいつもより飲んじゃったし……。お風呂に入ろう」
私は独り言ちて、どことなくふわふわした足取りで自室へ入った。
瑛斗さんにお辞儀をして、楽しい一日になったと思いながら自室に向かう。
そこへ背後から瑛斗さんが静かな声で私を呼んだ。ハタと足を止めて振り返った先に、先ほどの位置にまだ佇んでいる瑛斗さんがいた。
「紅里、前の君の髪形も俺は好きだったよ。今もよく似合っているが」
突然の言葉に、私は目を丸くしてから、クスッと笑みを漏らす。
「ひどいありさまって言っていたのに?」
「あのときは見慣れなくて驚いたんだ。失言だったよ、すまない。だが、あの髪形の君も今の君もかわいい。じゃ、おやすみ」
瑛斗さんは口もとを緩ませ、麗しく笑う。その瞬間、私の心臓がドクッとひとつ音を立てた。
かわいいって……? な、なんで……? 私の心臓がドキドキするの?
思わず手を胸にあてているうちに、瑛斗さんは自室の方へ消えていった。
自分の胸が不規則に打つ理由がわからない。
「疲れたのかな……ビールもいつもより飲んじゃったし……。お風呂に入ろう」
私は独り言ちて、どことなくふわふわした足取りで自室へ入った。


