御曹司は箱入り娘を初夜に暴く~お見合いしたら、溺愛が始まりました~
カッと熱が上ぼり、反射的に彼女をうしろから抱きしめた。

本当にかわいい。かわいすぎる。

最初からこうしていればよかったんだ。
踏み出す勇気がなかった学生時代が悔やまれる。うまくいかなかったらとか自分は相応しくないとか無意味な不安は全部捨てて、正直にきみに惚れたんだと会いにいけばよかった。

触れられなかった七年を埋めるように体を寄せ、キスがしたくて向き合って額をつけた。

「沙穂ちゃん……」

彼女の肩にしなだれかかり、ねだるように視線を絡ませる。
同じ目をしてくれている。夢みたいだ。

「透さん……」

嫌がってない。もう我慢できない。
彼女の体が浮くくらいに引き寄せながら、すぐに口づける。
今回は舌を入れなきゃ気が済まない。

「ん……はっ……」

タイミングを見計らうが沙穂ちゃんはいっこうにキスに慣れる様子はなく、それが彼女の純粋さや神聖さを際立て、たまらなくなる。

しかしそれも長くはもたず、俺は数秒で深いキスに切り換えた。
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