御曹司は箱入り娘を初夜に暴く~お見合いしたら、溺愛が始まりました~
「どうぞ」
部屋へ案内をし、上着を預かってハンガーに掛けた。葵さんにはソファで待っていてもらい、キッチンで紅茶の用意を始めた。
葵さんはキョロキョロと部屋を見渡している。ソファの上で体を動かし、窓の景色から扉の向こうまで目をこらし、まるで観察でもしているかのよう。
「……あの。ここへ来るのは初めてですか?」
「そうなんだよ。いつも忙しいって避けられててさ」
え……。
ネクタイを外してくつろぎ始める葵さんに、胸騒ぎがした。
透さんは葵さんを避けてるの? なら、私が勝手にご招待してしまったのはまずかったかも。
葵さんには内緒でスマホをとり出し、透さんへメッセージを送る。
【お兄さんが訪ねてきたので、お家に入ってもらいました】
まだお仕事中かな。さっきの美砂と出かけるというメッセージにはすぐに【気をつけてね】と返信がついたけど、今回のはまだ既読がつかない。
「どうぞ」
アールグレイの紅茶と、透さんのために焼いてあったラムのクッキーをお茶請けにだした。
部屋へ案内をし、上着を預かってハンガーに掛けた。葵さんにはソファで待っていてもらい、キッチンで紅茶の用意を始めた。
葵さんはキョロキョロと部屋を見渡している。ソファの上で体を動かし、窓の景色から扉の向こうまで目をこらし、まるで観察でもしているかのよう。
「……あの。ここへ来るのは初めてですか?」
「そうなんだよ。いつも忙しいって避けられててさ」
え……。
ネクタイを外してくつろぎ始める葵さんに、胸騒ぎがした。
透さんは葵さんを避けてるの? なら、私が勝手にご招待してしまったのはまずかったかも。
葵さんには内緒でスマホをとり出し、透さんへメッセージを送る。
【お兄さんが訪ねてきたので、お家に入ってもらいました】
まだお仕事中かな。さっきの美砂と出かけるというメッセージにはすぐに【気をつけてね】と返信がついたけど、今回のはまだ既読がつかない。
「どうぞ」
アールグレイの紅茶と、透さんのために焼いてあったラムのクッキーをお茶請けにだした。