御曹司は箱入り娘を初夜に暴く~お見合いしたら、溺愛が始まりました~
「そんなのひどいです。透さんの気持ちはどうなるんですか」
しまった、つい口を挟んでしまった。葵さんは「え?」と目を丸くしているが、私は引っ込みがつかず喋り続ける。
「会社を継ぐのが大変だという葵さんのお気持ちは分かります。でも、透さんだってなにか考えがあってご実家を出られたのではないでしょうか」
どうしよう、止まらない!
「次男だから気楽だなんて、決めつけないでください!」
叫び終え、ハァハァと息が上がった。いつの間にかソファから立ち上がっており、なんとティーカップを倒し、紅茶がテーブルを一直線に横切ってこぼれている。
葵さんは圧倒されて背もたれに貼り付き、乱心した私をポカンと見つめていた。
「す、すみません!」
サッと座ってカップを直してみるが、もう遅い。私が荒れた事実はフローリングにボタボタとこぼれる紅茶が証明している。
なにやってるのバカ……!
相手は透さんのお兄さんなのに、失礼な婚約者だと思われたに違いない。それに透さんの気持ちだってただ私が自分と重ねているだけかもしれないし、勝手に反論するなんて身勝手もいいとこだ。
しまった、つい口を挟んでしまった。葵さんは「え?」と目を丸くしているが、私は引っ込みがつかず喋り続ける。
「会社を継ぐのが大変だという葵さんのお気持ちは分かります。でも、透さんだってなにか考えがあってご実家を出られたのではないでしょうか」
どうしよう、止まらない!
「次男だから気楽だなんて、決めつけないでください!」
叫び終え、ハァハァと息が上がった。いつの間にかソファから立ち上がっており、なんとティーカップを倒し、紅茶がテーブルを一直線に横切ってこぼれている。
葵さんは圧倒されて背もたれに貼り付き、乱心した私をポカンと見つめていた。
「す、すみません!」
サッと座ってカップを直してみるが、もう遅い。私が荒れた事実はフローリングにボタボタとこぼれる紅茶が証明している。
なにやってるのバカ……!
相手は透さんのお兄さんなのに、失礼な婚約者だと思われたに違いない。それに透さんの気持ちだってただ私が自分と重ねているだけかもしれないし、勝手に反論するなんて身勝手もいいとこだ。