こんぺいとうびより
「ここ、北岡さんもよくいらしてるお店ですよね?話聞いてて行ってみたいなと思ってたけど、ラーメン屋さんは一人ではちょっと入りにくくて。だいたいのところは一人で入れるんですけど。あ、外観撮っておこ。」
店の前に着くと璃子は楽しそうにスマホで写真を撮る。
「へ~意外。怖いものとかなさそうなのに。」
「あたしのイメージどうなってるんですか!?強そうなのは外見だけで中身は乙女・・・。」
「どれ食べる?」
「ガクーッ!スルーされたし!おすすめありますか?」
「やっぱり店の名前がついたラーメンかな。」
「じゃ、それにします!」
「わかった。」
一直は店の前の券売機に1000円札を2枚入れると、ラーメンの券を2枚買い、それを持って店の扉に手をかけた。
「ちょっ、ちょっ、ちょっ、待ってください!」
「写真、まだ撮るの?」
「違いますよ!なんで私の分までお金・・・あ、まさか、こないだの、ご飯とかボーリングとかに行こうっていうの・・・それを今日このラーメンでってことですか!?」
───やだ!デートはもっとちゃんと・・・。
「違うよ。それとは別。動画編集手伝ってもらう件、葉吉さんから聞いたでしょ?だから、よろしくお願いしますってことで。仕事増えたところで給料増えるわけじゃないし。こんなんで悪いけど。」
面倒くさそうに答えた一直の前で璃子は膝から崩れ落ちた。
「もおおおお!見た目だけじゃなくて中身もイケメンかよおおお!知ってたけどー!」
「・・・いつまで店の前いる気だよ。俺、腹減ってるんだって。入るよ。」
「待ってっ・・・あっ!」
焦って立ち上がって入り口に向かおうとして転びそうになる。
「!!」
一直がとっさに支える。ヒールを履いた璃子の身長が彼と同じくらいなこともあり、二人の顔はすぐ近くにあった。
店の前に着くと璃子は楽しそうにスマホで写真を撮る。
「へ~意外。怖いものとかなさそうなのに。」
「あたしのイメージどうなってるんですか!?強そうなのは外見だけで中身は乙女・・・。」
「どれ食べる?」
「ガクーッ!スルーされたし!おすすめありますか?」
「やっぱり店の名前がついたラーメンかな。」
「じゃ、それにします!」
「わかった。」
一直は店の前の券売機に1000円札を2枚入れると、ラーメンの券を2枚買い、それを持って店の扉に手をかけた。
「ちょっ、ちょっ、ちょっ、待ってください!」
「写真、まだ撮るの?」
「違いますよ!なんで私の分までお金・・・あ、まさか、こないだの、ご飯とかボーリングとかに行こうっていうの・・・それを今日このラーメンでってことですか!?」
───やだ!デートはもっとちゃんと・・・。
「違うよ。それとは別。動画編集手伝ってもらう件、葉吉さんから聞いたでしょ?だから、よろしくお願いしますってことで。仕事増えたところで給料増えるわけじゃないし。こんなんで悪いけど。」
面倒くさそうに答えた一直の前で璃子は膝から崩れ落ちた。
「もおおおお!見た目だけじゃなくて中身もイケメンかよおおお!知ってたけどー!」
「・・・いつまで店の前いる気だよ。俺、腹減ってるんだって。入るよ。」
「待ってっ・・・あっ!」
焦って立ち上がって入り口に向かおうとして転びそうになる。
「!!」
一直がとっさに支える。ヒールを履いた璃子の身長が彼と同じくらいなこともあり、二人の顔はすぐ近くにあった。