こんぺいとうびより
昼食を済ませ、午後はボウリングをすることにした。

「何か賭けて勝負しない?」

「望むところですよ!」

「負けた方がジュースを奢る・・・だとつまらないから恥ずかしい写真を見せるっていうのはどう?」

意気揚々と乗ってきた璃子に一直は挑戦的な笑みを返した。

「いいですよ。言っとくけど、あたしボウリング上手いですからね。」

璃子も負けじと腕を組み、にやりとしながら言う。

「俺に勝てると思ってんの?」

「負けず嫌いですから。」

二人はバチバチと火花を散らせた。



ゲームが終了した。

「嘘だろ・・・負けた・・・。」

一直はがっくりとうなだれた。

「ふっふっふっ、あたしを甘く見ましたね。」

璃子はどや顔でふんぞり返って言う。

「うわ、なんて憎たらしい顔・・・。」

「約束ですよ。恥ずかしい写真、見せてください。」

「わ、わかったよ。」

璃子にずいっと迫られた一直はスマホを操作し始めた。

「まだかね?新貝くん?」

「・・・ていうかさあ、恥ずかしい写真なんてわざわざ保存しとかないよ。」

「え~っ!!ずるいじゃないですか!新貝さんが言ったんですよ?」

璃子は頬を膨らませて抗議する。

「俺が負けると思ってなかったし・・・。なんか別のにしてよ。一発芸とか。」

「えーじゃあ・・・今、恥ずかしい顔してください。」
< 30 / 189 >

この作品をシェア

pagetop