キミと、光の彼方へ。
「おーい、珠汐奈~帰るよ~」

「ごめんっ!今行くー」


教室のドア付近で砂良と海里が待っていた。

私は急いで立ち上がり、バッグを持って2人の元に向かった。


「ごめん。ぼーっとしてた」

「それ、わりといつもだよね。珠汐奈はぼんやりさんだからかねー。でもそのわりに勉強は出来る。アタシの方が寝ないで授業受けてんのに成績悪いって、もう話になんないわー」

「勉強そんな得意じゃないって。1年の時最高で真ん中よりちょっと上くらいだったもん」

「またまた~そんなこと言っちゃって~」


砂良が私の脇腹をこちょこちょしてくる。


「もぉ、砂良止めて!くすぐったいよ!」

「やめてと言われるとますますやりたくなるなぁ~」

「やだ!止めて!あははっ...もぉ~!」


いつもと変わらぬ笑い声が私から生まれて、いつもと違う風が窓の外からカーテンを揺らして廊下を駆け抜けていた。



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