キミと、光の彼方へ。
そんな彼を無視して私は1枚の紙と向き合った。

"進路希望調査"

そこにはそう書かれている。

大学、短大、専門学校などへの進学か、就職か。

特別やりたいこともない私は、そこそこに勉強してそこそこの成績を取っていた。

考えることが嫌いで、とにかく海里のいる方にと必死に舵を取って着いていき、高校入学まで来て、海里とキョリが出来てしまった後は、ふらふらと蛇行して来た。

そのせいで考える脳が形成されず、テストも暗記にばかり頼って記述が出来ない。

このままではダメだと思ってはいるのだけれど、突破口が見つからず悩んでいた。

砂良に相談した時には、やりたいことなんて突然降ってくるんだから、とりあえずなんでもやれるように大学にでも行っておけばいいと言われた。

担任の先生と全く同じ意見だったので当てにならず、結局は自分で考える羽目になった。


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