クールな騎士はウブな愛妻に甘い初夜を所望する
愛を誓いあえる日。それはいつなのだろう。遠い日になるかもしれない。
でも、叶わないとは思いたくない。いつかは叶えられることだと信じていたい。
それから――おだやかな沈黙が流れた。
ふたりは見つめ合い、どちらともなく惹かれるままに、唇を重ね合わせた。
触れ合った瞬間、頭の奥が痺れるような感覚が走った。生まれて初めての、好きな人とのキスに戸惑う暇はなかった。とにかく衝動のままに、互いの唇を夢中で貪り続けた。まるで最初からふたりはひとつで、そうすることが自然であったかのように。
しばらくしてから、酸素を求めて、唇を離した。お互いのむきだしの感情を示すかのように、呼吸が荒々しく乱れていた。
「……っ……ランベール」
何度でも、好きだと伝えたい。でも、うまく言葉にならないし、今は言ってはいけないと彼が言うから、心の中でふくらんだ熱を、どこにやったらいいかわからない。
それは、ランベールも同じに違いなかった。
「……レティシア」
再びランベールに唇を塞がれた弾みで、ベッドに押し倒される形になり、レティシアは彼女を組み敷いている彼を見つめた。
ふたりは言葉を交わさずに、ただ見つめ合った。呼吸が整う間はなかった。
彼が欲しがっていることが伝わってくる。だったら、このまま彼に抱かれても構わない。乱暴に奪われたっていい。痛くたって苦しくたって構わない。そんな覚悟でレティシアはぎゅっと目をつむる。
彼の重みに潰されて、耳の裏から首筋に唇が這わされていく。彼の熱い吐息に肌が濡れ、やさしく何度も往復する唇に、レティシアは呼吸を乱した。
好きな人に求められる悦びと、恋焦がれていた感情がぶつかりあって、体温がいちだん熱くなり、鼓動が痛いくらいに速まっていた。
彼の大きな手が、彼女のやわらかな胸へとすべり落ちていく。ドレス越しにも、その強い感触を感じられて、レティシアはびくりと身体を震わせる。
「あっ……っ」
思わず、声が漏れてしまう。その拍子に、ランベールはそこから先に進むことをやめてしまった。
代わりに、レティシアの髪に指をそっと搦め、そこに唇をうずめた。
レティシアは動かない彼のことが気になって、そうっと瞼を開いた。やさしい眼差しに見守られていた。
「すみません。このままでは私はレティシア様を傷つけてしまいます。今夜はここまでにしましょう」
でも、叶わないとは思いたくない。いつかは叶えられることだと信じていたい。
それから――おだやかな沈黙が流れた。
ふたりは見つめ合い、どちらともなく惹かれるままに、唇を重ね合わせた。
触れ合った瞬間、頭の奥が痺れるような感覚が走った。生まれて初めての、好きな人とのキスに戸惑う暇はなかった。とにかく衝動のままに、互いの唇を夢中で貪り続けた。まるで最初からふたりはひとつで、そうすることが自然であったかのように。
しばらくしてから、酸素を求めて、唇を離した。お互いのむきだしの感情を示すかのように、呼吸が荒々しく乱れていた。
「……っ……ランベール」
何度でも、好きだと伝えたい。でも、うまく言葉にならないし、今は言ってはいけないと彼が言うから、心の中でふくらんだ熱を、どこにやったらいいかわからない。
それは、ランベールも同じに違いなかった。
「……レティシア」
再びランベールに唇を塞がれた弾みで、ベッドに押し倒される形になり、レティシアは彼女を組み敷いている彼を見つめた。
ふたりは言葉を交わさずに、ただ見つめ合った。呼吸が整う間はなかった。
彼が欲しがっていることが伝わってくる。だったら、このまま彼に抱かれても構わない。乱暴に奪われたっていい。痛くたって苦しくたって構わない。そんな覚悟でレティシアはぎゅっと目をつむる。
彼の重みに潰されて、耳の裏から首筋に唇が這わされていく。彼の熱い吐息に肌が濡れ、やさしく何度も往復する唇に、レティシアは呼吸を乱した。
好きな人に求められる悦びと、恋焦がれていた感情がぶつかりあって、体温がいちだん熱くなり、鼓動が痛いくらいに速まっていた。
彼の大きな手が、彼女のやわらかな胸へとすべり落ちていく。ドレス越しにも、その強い感触を感じられて、レティシアはびくりと身体を震わせる。
「あっ……っ」
思わず、声が漏れてしまう。その拍子に、ランベールはそこから先に進むことをやめてしまった。
代わりに、レティシアの髪に指をそっと搦め、そこに唇をうずめた。
レティシアは動かない彼のことが気になって、そうっと瞼を開いた。やさしい眼差しに見守られていた。
「すみません。このままでは私はレティシア様を傷つけてしまいます。今夜はここまでにしましょう」